「Vexations」(Erik Satie)−小野田藍によるピアノの演奏
2024年2月17日(土)11:00から
18日(日)7:00まで
入場無料
「Vexations」という、驚くほど変な曲が1895年頃に生まれました。
この曲はフランスの作曲家エリック・サティ(Erik Satie:1866-1925)によるピアノ曲で、1分程度の曲を840回繰り返し、すべて弾き終えるには20時間程度を要します。
ちなみに、タイトルの”vexation”という語には「嫌がらせ」「不快」といった意味があるとのこと。
「Vexations」はこれまでにジョン・ケージをはじめ、名だたる音楽家たちによって演奏されてきました。
このたびアーティストの小野田藍が20時間、トイレ休憩さえも無しでこの曲の完奏を試みます。
音楽機材のみならずパソコンやスマホによって長時間録音&自動演奏が容易なこの時代に、あえて苦行のような20時間演奏を行う意味とは・・・
曲目: 「Vexations」
演奏(Rhodes Piano): 小野田藍
企画協力:gallery and shop 山小屋 / MOVE Art Management
小野田藍 Ai Onoda美術作家
1988年群馬県生まれ。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後に日本郵便(株)に配達員として6年間勤務。退職後は東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻に入学。大学院修了後は武蔵野美術大学芸術文化学科研究室助手に着任(2022年−)。絵画、インスタレーション、「Vexations」のピアノ演奏に取り組んでいる。主な展覧会に「大地の芸術祭 限界芸術百選展」、「BankART Under 35 2022」など。SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS、本屋B&Bでは演奏を行う。
Photo by Taro Karibe
Instagram: @ai_onoda