翠のネコと藍のカメよしおか りつこ×大森 さいこ ファイバーアートと羊毛フェルト コラボレーション展
2024年12月11日 (水)~15日 (日)
13:00~19:00(最終日 18:00まで)
瀬戸内はお天気の日が多く、明るい陽射しのおかげで海も木々も色鮮やかに輝いています。
冬には水も空気も更に澄み渡り、海はより青く、山はより深くなります。
寒い冬だからこそ、暖かな日差しに映える羊毛作品をお持ちしました。
羊毛を染めて紡いだ糸を使い制作された作品は、瀬戸内の自然を映しています。
そしてその作品には、小さな動物たちが寄り添っています。
鮮やかな彩りも、柔らかな羊毛も、可愛らしい動物も、
どれも私たちを優しい気持ちにしてくれます。
この展覧会を通じて、みなさまと優しさを共有できれば幸いです。
よしおか りつこ
香川県丸亀市生まれ
同県高松市と東京都との二拠点生活
1998年 広島市立大学芸術学部 デザイン工芸学科卒業。
ritsuto design合同会社 代表、NPO法人1つだけ美術館代表理事。
アートディレクター・グラフィックデザイナーを本業としつつ、ファイバーアート制作を続けています。
羊毛を染め、紡ぎ、造形していく行為は、命の彩り、時の重なり、世界の創生を思わせます。
世界を観察する上で、触覚的柔らかさ、生物、自然などをキーワードにしています。
私にとっても、作品と出会うみなさんにとっても、ヒーリングになればと願います。
大森さいこ
岡山市生まれ
香川県高松市在住
武庫川女子短期大学生活造形学科卒業。NPO法人1つだけ美術館会員。
2013年〜羊毛ニードルフェルト制作を開始。
現在は羊毛で制作を行いながら、2足、3足、いや4足の草鞋を履いて楽しく暮らしています。
いきものたちはいつもどこか遠くを見つめていて、視野が広く、それでいて自分の芯を、意識せず持ち合わせて生きているように見えます。そんな彼らがふと人に寄り添うとき、彼らの視野の中に自分が入っていることを嬉しく思います。どこまでも遠くを見つめる目、ふとこちらに向ける目、彼らのそんな日常の一瞬をどうにか映すことができないかと、日々制作しています。